今宮戎神社は、大阪市浪速区にあります。
「えべっさん」こと十日戎が行われる神社です。
十日戎とは、七福神の1柱であるえびす様(恵比寿神)。
そのえびす様に、商売繁盛を祈願する祭の事です。
えべっさんは、えびす様の関西(大阪)表現。
えびす様への、親しみを込めての呼び方です。
今宮戎神社の十日戎は、この神社の行事の中でも最も賑やかで、そして最も参拝者で混雑します。
今宮戎神社の三が日の参拝者人数は、約5万人。
それでは、今宮戎神社の十日戎の参拝者の人数は、どれぐらいでしょうか。
その数は、何と約100万人です。
合計して、今宮戎神社の初詣参拝者数は、100万人以上となります。
十日戎は、三日間行われる行事です。
1月9日が宵戎、1月10日が十日戎、1月11日が残り福(残り戎)と呼ばれます。
本命は、1月10日の十日戎。
最も賑わい、最も混雑する日です。
狙い目は、1月11日の残り福(残り戎)。
夜になると、余った縁起物を値切って購入する事が出来ます。
今宮戎神社に限らず十日戎は、えびす様を祀っている神社であれば、だいたい行われる行事です。
関西では、大阪府の今宮戎神社。
そして、兵庫県の西宮神社に最も人が集まります。
今回は、そんな今宮戎神社の十日戎の紹介です。
参拝時間やご利益などを掲載しています。
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今宮戎神社の十日戎の見所
今宮戎神社の十日戎の概要
今宮戎神社の十日戎は、1月に行われる恒例の行事です。
商売繁盛などのご利益を得ようと、3日間で100万人が参拝します。
今年の開催は、平成29年(2017)1月9日、10日、11日。
開催時間は、1月9日の0時からです。
今宮戎神社の十日戎の特徴は、3日間とも終日行われるという事。
この3日間なら、いつ訪れても今宮戎神社へ参拝出来ます。
屋台(露店)は、南海難波駅から南海今宮戎駅沿いに出店しています。
気に入った屋台(露店)があれば、何か購入して下さい。
屋台(露店)に興味がないのなら、直ぐに立ち去るのが吉です。
とくかく混雑しているので、人酔いしますよ。
また屋台(露店)よりも、混雑回避が重要な方。
そんな方は、深夜もしくは早朝の参拝が、比較的空いていておススメです。
ところで、今宮戎神社の十日戎では、何をすれば良いのでしょうか。
屋台(露店)で飲み食いして、仲間たちと賑やか雰囲気を楽しむのが十日戎ではありません。
福笹に吉兆(小宝)を付けて持ち帰るのが、十日戎の見所です。
★福笹と吉兆(小宝)★
福笹とは、孟宗竹の枝を使用して作られた、十日戎の時に、吉兆(縁起物)を付ける笹の事です。
今宮戎神社の十日戎では、この福笹は無料で配られます。
福笹だけを持って帰っても意味がありません。
この福笹に、吉兆を付けて持ち帰り、ご利益を得ます。
吉兆とは、神社から授与される小宝の事です。
小宝には、銭袋・鯛・打出の小槌・臼・小判・末広・大福帳・丁銀・烏帽子・升・米俵・あわびのし・分銅などがあります。
「野の幸」「山の幸」「海の幸」を象徴したものです。
-終了-
福笹に、どの吉兆を付けるか、自由です。
1個1,500円からあります。
吉兆(縁起物)をつけ過ぎると、かなり金額になるので注意して下さい。
「えべっさん(十日戎)」に行く前に、予め付けるものや数、予算を決めておくと、それ程お金を浪費せずに済みますよ。
★十日戎の参拝の仕方★
十日戎では、少しだけ他とは違う参拝をします。
1.本殿へ参拝。
2.福笹を貰う。
3.福笹に小宝をつける。
4.本殿の裏にある銅鑼を叩く。
重要なのが、4です。
えびす様は、高齢のため耳が不自由な神様と伝えれています。
そのため、参拝後には、念押しが必要なのです。
忘れずに、銅鑼を叩いてから帰りましょう。
ちなみに京都の恵美須神社では、参拝後に本殿左にある戸を叩きます。
-終了-
十日戎の露店では、熊手の販売されます。
熊手は福をかき集めると言われており、購入する参拝者も多いです。
値段(料金)は、1,000円~数十万円まで幅が広くあります。
また、熊手は値切れるのが特徴です。
残り福の時にでも、熊手を値切ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、値切らずに購入するのもありだと思います。
今宮戎神社の駐車場
今宮戎神社には、駐車場が存在します。
しかし、お正月の今宮戎神社は混雑します。
公共交通機関を利用した方が、無難ですよ。
今宮戎神社へのアクセス
今宮戎神社への行き方です。
南海本線「今宮戎神社駅」から東へ徒歩3分。
あるいは、南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分です。
(周辺地図)